今日は歯科医院で行うボツリヌス療法(ボトックス)についてお伝えします。
ボツリヌス療法は美容治療のために行うイメージが強いと思いますが、歯科領域でも応用されています。
ボツリヌス菌から抽出されるボツリヌストキシンは、筋肉の過剰な収縮を抑制する効果があり、これを利用して様々な歯科疾患の治療に役立てられます。
当院では歯ぎしり•食いしばりに対して、筋肉を弛緩させることで力の影響を改善する治療を行っています。
歯ぎしりや食いしばりが強いと
・顎関節症
・歯の欠けや割れ
・インプラントや被せ物の割れ
・知覚過敏
・歯周病の悪化
・舌・頬粘膜のこすれや圧痕、口内炎
などのお口の中のトラブルをに加え、
・咬筋の肥大(エラが張る)
・頭痛・肩こり
・睡眠障害
など、様々なトラブルを生じることがあります。
睡眠中の歯ぎしりはご自身の歯を痛めるだけなく、噛むための筋肉(咬筋や側頭筋)の痛みを引き起こすこともあり、ひどい場合には肩こりや頭痛を生じる場合もあります。
寝ている間の歯ぎしりは自覚することは難しいのですが、朝起きた時に顎が疲れていたり、こめかみの痛みがある場合には歯ぎしりをしている可能性が高くなります。
歯ぎしりや食いしばりが気になる方はぜひご相談ください!☺️